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大野城歳時記/4月の行事「牛頸おせったいひき」

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4月の行事「牛頸おせったいひき」

「山の神」の祠(井出地区)
大立寺の大師堂

牛頸の子どもたちは毎年4月21日を楽しみにしています。この日は学校が終わるとすぐに大きな袋をもって、牛頸中をまわります。4時過ぎには袋いっぱいお菓子を詰め込んだ子どもたちのうれしそうな顔に出会えます。

お大師さまの春まつり

4月21日は「お大師さまの春まつり」です。昔、白いはっぴを着て篠栗詣で(ささぐりもうで)を終えた人たちが、その報告に牛頸の各地区をまわりました。迎える人たちはいろいろな料理を用意して、お接待しました。これが、「牛頸おせったいひき」の始まりです。

注連縄を懸け渡す様子
丸隈のおせったい

女性のおまつり

現在は10地区11カ所で行われているおまつりですが、どの地区でも女性が笑顔で出迎えてくれます。お大師さまのおまつりは女性のおまつりでもあります。子どもを連れてきた女性は「お参りできて、おばあちゃんたちと触れ合える素敵な行事だと思う。」と話していました。

堂ノ本のおせったいの様子
堂ノ本のおせったい

お菓子がもらえます

まず、お賽銭(さいせん)をあげてお大師さまに手をあわせます。その後好きなお菓子をもらって帰ります。そのお菓子はお大師さまにお供えされたもので、大変ありがたいものです。しかし、最近はこの行事の由来などを知らずに、お菓子がもらえるといって訪れる子どもも多いということでした。

井手のおせったいの様子
井手のおせったい

これまでとこれから

その昔、子どもの顔を見ると親がわかり、子どもの成長を見るのが楽しかったというおばあさんもいました。「これからもずーっと続けてほしいし、自分の次はお嫁さんに継いでほしい。」という話でした。

井手のおせったいひきの様子
井手のおせったいひき

この行事の意義付けは変わってきましたが、人をもてなす心は受け継がれているようです。「牛頸おせったいひき」は各地区がそれぞれの真心で子どもたちに接するという大切な春の行事として根付いています。

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