平成19年10月13日(土曜日)午後7時から宮座の当番宅で餅つきが行われました。餅つきのためのもち米はお注連打ちのときに各戸が1升ずつ持ち寄ったものを使います。
お熨斗(のし)出し
通常は当番宅の独身女性が髪を結い着物を着てお神酒(みき)を注ぎます。しかし、今回の当番宅には独身女性が居なかったため、平野神社の巫女さんに来ていただいたそうです。

つっかけ膳
餅つきの前に食べる食事のことをさします。つっかけ膳にはおばいけ(鯨の皮:別名はぜらかしとも言う)・もだま(鮫の湯引き)・刺身コンニャク・キスの吸い物が付きます。

おばいけ・もだま・刺身コンニャクを酢味噌でいただきます。

裏方で働く女性の姿(直会の食事を作っています。)
女性は宮座の表舞台には立てません。しかし、女性の働きがないと宮座ができないのも事実です。
餅つき
はっぴを着た男の人たちは、手を洗い口に榊の葉をくわえて、餅つきの準備をします。餅つきに使用する杵は縦杵で、椎の木の上下を削ったものを使います。蒸篭(せいろ)で蒸したもち米を二段重ねに3つの鏡餅にします。
最初の餅つきは、祝いめでたを歌いながら行います。

蒸篭でもち米を蒸しているところ(奥はかまど)

榊(さかき)と手洗い水の準備

椎の木で作った縦杵と宮座で使用するはっぴ

口々に榊の葉をくわえて餅つきをする

12本の縦杵で餅つきをする

つきあがった餅を鏡餅に成形する
鏡餅がつきあがると、ぼた餅様の餅をつきます。これはお土産として配られるもので、以前は当番宅でついていましたが、人手がなくなってきたことから、構成員たちでつきます。ぼた餅用のもちは横杵でつきます。

横杵で餅をつく
直会
餅つきが終わると直会が始まります。このときに食べる食事を本膳と呼びます。昔はつっかけ膳、本膳、猫足御膳といって、3食でていたそうですが、現在はつっかけ膳と本膳だけになっています。
直会の最後は祝いめでたで締めます。

本膳

祝いめでたを唄う