(広報「大野城」 平成24年8月15日号掲載)
御殿場地区とは
毘沙門堂(びしゃもんどう)のすぐ東側、毘沙門堂から八ツ波礎石群(やつなみそせき ぐん)に向かう下り坂の左側に、山の斜面を段々に造成した場所があります。ここは、御殿場地区(御殿場礎石群)と呼ばれています。

御殿場地区
発掘調査の成果
御殿場地区は、昭和58年(1983年)九州歴史資料館によって発掘調査が行われました。狭い範囲の調査でしたが、次の発見がありました。
- 平安時代から鎌倉時代の土器・陶器・瓦が多く発見された。
- 巻物(お経が書かれていたものと推定)の軸の一部(水晶製)が出土した。
これらの調査成果から、御殿場地区には「大野城」に関連する建物ではなく、奈良時代末(774年)に建立された四王寺に伴う施設があったと考えられています。
謎の四王寺
四王寺の実態・歴史は謎に包まれていますが、その中心的な場所は現在の毘沙門堂付近(御殿場地区を含む)と考えられています。そして盛衰はありながらも、12世紀(平安時代終わり頃)までは営まれ、4人の僧侶(そうりょ)が修行に励んでいたと伝えられています。
当時の御殿場地区では、どのような景観が広がっていたのでしょうか。毘沙門堂への道すがら、少し立ち寄ってみませんか。

注:大野城跡へのアクセス方法は関連リンクを参照してください。